外食産業の年収、外食産業の人間関係、外食産業の出世や異動、外食産業の不正、外食産業の衛生管理、外食産業の恋愛や結婚を赤裸々に暴露

携帯に後輩からメールがきていた。


「ちょっと、今度、話きいてください」と


返信すると、「その日の仕事終わりにどっかのファミレスで会ってくれないか」ときた。
相談したいことがあるらしい。


なんとなく、察しがついた。
その日の仕事中、寂しい気分になった。


仕事終わりにメールすると私の店の近くのファミレスDにくるとのこと。

アイスコーヒーを単品で注文して、待つ私。


後輩のSがしばらくして、現れる。

「スイマセン。お待たせして。」と申し訳なさそうに言う。


今日の話の内容がだいたいわかっていたので、少しおどけて「呼びつけておいて先輩待たすなんてさすが!」と言う私。

後輩Sは笑顔をつくって、何も言わない。


「辞めるのか?いつ辞めるんだ?」と私はソファーに腰掛けたばかりのSに言った。

Sは特段、驚いた様子もなく、「やっぱりわかりますか?」と言う。


「うん、まぁな。」


少し沈黙が流れる。


「とりあえず、一ヶ月は出勤してくれないとって言われました。それでその後アパートを引き払って実家に帰ります。」



ちょっと寂しそうな表情で私は彼の話を聴く。


「それで、明日は?」と言うと、彼は「夕方からです。うちの店、あいかわらずランチは人いるんで、夜ばっかです。」


「飯、食いに行くか?寿司食いに行くか?」と言った。


以前、同じように辞めていった後輩を24時間営業の寿司屋でおごって送り出したのをふと思い出して、そう言った私。


「はい。飯食ってないんで、行きましょう。」



後輩Sの車を私の店の駐車場に置いて、私の車で深夜のドライブをしながら、
車中 Sと共有した辛く大変な思い出を話しながら寿司屋へ向かったのである。


回転寿司ではない24時間営業の寿司屋でSは私の顔をみながら、
「これマジ、ウマイッスね」と言いながら涙を流していた。

山葵のせいなのか、それとも自分の短い外食人生を思い出してなのか、ほかのことでなのかはわからなかったけど、
僕はSに涙の理由は訊かなかった。
コメント
この記事へのコメント
今回のはちょっとええ話やね。
2012/09/22(土) 21:18 | URL | 石田裕明 #XVQojwaY[ 編集]
Re: タイトルなし
> 今回のはちょっとええ話やね。

どうもありがとうございます
2012/09/22(土) 23:09 | URL | rinakoriga #-[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2012/09/23(日) 05:42 | | #[ 編集]
こんちわっす!

え~話ですねぇ
管理人さんはええ先輩なんですね^^
2012/09/23(日) 08:50 | URL | 猫の手 #-[ 編集]
Re: タイトルなし
てへ
どうも、ありがとうございます。
2012/09/23(日) 17:50 | URL | rinakoriga #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://rinakoriga.blog96.fc2.com/tb.php/473-30681ab7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック