外食産業の年収、外食産業の人間関係、外食産業の出世や異動、外食産業の不正、外食産業の衛生管理、外食産業の恋愛や結婚を赤裸々に暴露

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入社して、3ヶ月くらいのことだった。

その日は日曜で店は満席で混雑していて、多くのお客さんを待たせていた。
料理の提供も遅れていて、多くのお客さんが苛立っていた。

ピンポーン! ピンポーン!と何ども我々店員を呼ぶ呼び鈴が鳴っていた。
でも、それになかなか対応できないような状態だった。

「おーい!おーい!」と柄の悪い大声が店内に響いていた。

やばいと思い、私は声のする方にいくと、スキンヘッドの40台中盤の男性と、
その家族がいて、スキンヘッドの父親と思われる男が、大声で呼んでいた。


「はい。お待たせしてすみません。」

「おい?お前よぉ、ここの店長か?あぁん?店長か?」と凄んできた。

「いえ、私は店長ではございませんが、社員です。」

「店長呼べ。店長!すぐ、呼べ。」

「はい。ただいま。」


キッチンでその頃、店長は奮闘していた。

パントリーに急いで行き、店長にお客さんが怒っていて、店長を呼べと言っていると伝えた。

店長はコックコートのまま、そのお客さんのところへと行った。


「いつまで待たせんだ!」などと、怒鳴られていた。

私は料理を運び、会計をして、下げものをして、待っているお客さんを案内し、と店内を動き回っていた。



店長は土下座していた。

両手を前に出し、小さい身体をさらに小さくして「申し訳ございませんでした。申し訳ございませんでした。」と何ども言っていた。

スキンヘッドの男は、自分の妻と一緒に、土下座し謝罪する店長にさらに罵声を浴びせ続けていた。

店長は、さらに何ども何ども「申し訳ございませんでした。申し訳ございませんでした。」と謝罪を続けていた。



スキンヘッドの男は伝票をみて、財布から何枚か千円札を出し、それをテーブルに叩きつけて、
「帰るぞ」と自分の妻や子供たちに言い、帰り際にさらに店長に「もう二度と来ねえからよぉ」と言い、
帰っていった。

店長は急いで立ち上がり、テーブルの伝票とお金をかき集めて、その家族を追いかけて、
「お金は頂けません。また、どうかこれに懲りずによろしくお願いいたします。」と言ったが、
スキンヘッドの家族一団は店長を無視して駐車場の車に乗り込み、店を跡にした。

店長は最敬礼でおじぎをし、それを見送った。

そして、店長は周りのお客さんたちに、「お騒がせして申し訳ございませんでした。」と謝罪し、
なにごともなかったように、私にテーブルを片付けて待っているお客さんを案内するように指示を出し、キッチンへと戻っていった。

9時半ごろになるとオーダーも減っていき、落ち着いていき、10時頃に発注作業を終え、店長は着替えてパントリーにいる私のところにきた。

「俺のこと、かっこ悪いと思ったかもしれないけどなぁ。店を任されたら何がなんでも守っていかないとダメなんだよ。
理不尽なことも多いし、プライドも捨てなきゃいけないこともある。今日の俺のやり方が正しいかどうかは正直、俺もわかんねぇけど、、、」

少しを間を置いて、

「今日、凄い忙しかったけど、じゃあ、お先に失礼します。」と言い残し、店長は帰っていった。
コメント
この記事へのコメント
お疲れ様でぇす♪

私は基本的にはこの店長の行動を支持します。
ただ、「お金は頂けません。また、どうかこれに懲りずによろしくお願いいたします。」までは言わなくてもいいかも。客が帰った後に、ペロって舌出してれば最高かなw
2012/04/07(土) 21:19 | URL | 猫の手 #-[ 編集]
Re: タイトルなし
> お疲れ様でぇす♪
>
> 私は基本的にはこの店長の行動を支持します。
> ただ、「お金は頂けません。また、どうかこれに懲りずによろしくお願いいたします。」までは言わなくてもいいかも。客が帰った後に、ペロって舌出してれば最高かなw


客を待たせて怒られることは多いです。
サラリーマンの厳しさをしった日でした。
2012/04/08(日) 11:18 | URL | rinakoriga #-[ 編集]
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