外食産業の年収、外食産業の人間関係、外食産業の出世や異動、外食産業の不正、外食産業の衛生管理、外食産業の恋愛や結婚を赤裸々に暴露

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高校2年生の男の子が店にいた。

彼は洋服が好きなので高校を卒業したら服飾関係の専門学校に行きたいと話していた。


その話を彼が自分からしたのか、他の人に話したのを聞いたのか知らないが、竜兵が控え室で、その彼の進路について頼まれてもいないのに、口をはさんでいた。


「おぉ。おまえよぉ、服の専門学校なんか行ってどうすんだよ?」

「将来、食っていけんのか?つぶしきくのかよ?あぁん?」



「いや。。。べつに。。。」

高校生はあきらかにムッとしていた。



「デザイナーなんか、どれくらいなれんだよ?」


竜兵の中では、「服飾専門学校=デザイナー」という構図が出来ていて、高校生がデザイナーになりたいと勝手に決め付けていた。



「いやぁ、別にデザイナーってわけじゃぁ。。。」


「あぁん?こんなとこでバイトなんてしてねぇで、勉強して大学行ったほうがつぶしきくぞ。あぁ?そうおもわねえか?そうおもうだろう?」


「いや、別に竜兵さんに。。。」



「あぁん?俺なんかにいわれたくねえってか?」

竜兵はいつものごとく、顔を真っ赤にさせて捲くし立てた。

「おめえの為に言ってやってんのによぉ。。俺なんかに言われたのねえってか?あぁん?」

「仕事なんてよぉ、好きで皆やってるわけじゃねえんだよ。金があったら仕事なんて誰もしてねぇよ。」

「嫌でも食っていくために、我慢しながら仕事してんだよ。わかるか?」

「だからよぉ。服が好きだからっていってよぉ。それを仕事にするっていうのは違うんじゃねえのか?」

「まだわかんねえと思うけどよぉ」




高校生はうんざりした口調で言った。

「もういいです。。。ほんとにやめてください。」






「あぁ、もうわかったよ。もう二度といわねえよ。言ってやらねえよ。」

怒った竜兵はちょうど休憩が終わったので、キッチンへと戻って行った。

控え室のテーブルには竜兵の飲み残した水が4分の1ほど入ったグラスが残っていた。



控え室の横に隣接している店長室で雑務をやりながら今のやり取りを聞いていた私に対して高校生は言った。

「これ、俺が片付けるんですか?」



「ほっとけばいいよ。疲れたろ?」



「はい。。。」


高校生の表情には疲労とかストレスが表れていた。



「俺が言うのもなんだけど。。。」


高校生は私のほうを向いた。



「確かに、ほとんどの人が好きなことで飯を食ってないと思う。でも、もし、好きな方面で飯が食えるんなら、嫌なこととか辛いことがあっても、嫌々仕事してる人より踏ん張れるかんじゃないかとも思うけどね。。。」


「まぁ、でも、なんにしても職場にあんな同僚(竜兵)がいたら好きな仕事が出来てても、嫌だけどね」



高校生は笑顔で言った。

「ですよね。。。」
コメント
この記事へのコメント
これからは何やってもだめかもしれないんだから、
どうせならやりたいことに挑戦するのがいいと思う。
最初から我慢して、報われずじまいじゃ残念すぎる。
2010/01/06(水) 01:10 | URL | #-[ 編集]
これからは何やってもだめかもしれないんだから
>>
そうですよね
年金とか払ってても、生きてるうちにもらえないような気がしてきました
2010/01/10(日) 10:12 | URL | 外食産業の裏側の管理人 #-[ 編集]
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