外食産業の年収、外食産業の人間関係、外食産業の出世や異動、外食産業の不正、外食産業の衛生管理、外食産業の恋愛や結婚を赤裸々に暴露

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出社して控え室に行くとフロアー担当の大学生の男の子がいた。

彼の目の前のテーブルには食べ始めたばかりのハンバーグと、さらに6個盛られた不細工なおにぎりがあった。


彼は私に軽く挨拶をした後、訴えるように言った。

彼、「申し訳ないんッスけど、ライス1枚貰ってきてくれないないッスか?」


私は彼の表情や普段から我が侭をいうタイプではないないのに、年上で社員である私に自分で取りに行けばすぐに済むのに、ライスをわざわざ私に持ってきてくれるようにお願いしたのには訳があるとすぐに察知した。


なんとなく、おにぎりと彼の表情で事情は大体、推測できたが一応、確かめるように彼に言った。

私、「おにぎり、食べないの?」


彼は少し笑みさえ浮かべ、そして怒りを少し含んだ諦めたような表情で静かに言った。

彼、「竜兵さんの握ったおにぎり、食えますか?」


さらにもう一段階上の怒りの表情を顔に浮かべて少し強い口調で吐き捨てるように言った。

彼、「気持ち悪くて食えるわけないッスよ!」



私は黙ってパントリーに向かい、わざと一度、客席に出てからパントリーに入り、キッチンにいたポッターに、「ライス一枚、大盛りでお願いします。」と言って大盛りライスを1枚貰い、再び客席に出て、キッチンから見えない出入口からパントリーに入り、そのまま控え室に入り、彼の目の前に静かにライスを置いたのだった。


彼は私に少し悪いことをしたかのような反省した表情を浮かべ、小声で「すみません。。。」と言った。



ディナーでライスを炊きすぎて保温状態になったまま、深夜から早朝まで長時間残ってしまうことがある。

モーニングやランチで客に出すにはNGなので冷まして、ラップに包んで冷凍庫保管しておいて従業員用の従食につかうことがある。


ただ、従食も一応、金を払ってるので食べる本人が嫌がれば無理意地できない。


それでその冷凍ライスを廃棄にしようかどうかという時に彼が従食を頼んで、彼になんの説明もなしに、控え室で待っていた彼にポッターが料理といっしょに冷凍ライスを竜兵がおにぎりに握ったのを嬉しそうに持ってきたというわけだ。

別におにぎりにする必要性は全然無い。

普通にレンジで温めなおしてライスとして持ってきて、事後でも了承を得ればもしかしたら、彼はこんなにも怒らなかったかもしれない。(もっとも、それでも持ってくる前に了承を得るのが常識なのだが。。。)でも、そんな彼の気持ちなんかどうでもよく、竜兵の気分でおにぎりにして持ってきたのだろう。


しかも、「ライスの大盛りより量多いけど、食べられるでしょう?」と良いことをしてあげたかのような清々しい笑顔で竜兵が握ったおにぎりをポッターは持ってきたそうだ。


そこにしばらして、控え室に私が入ってきたわけである。

おそらくだが、彼のライスを私がポッターに貰いに行った時、ポッターは私の小芝居にもかかわらず、彼のライスだということはわかっていたように思う。


でも、おそらく、おにぎりを持って行った時に彼の表情だとか反応で悪いことをしたと反省したのかもしれない。


だから、多分、竜兵には彼のライスを貰いに来たとは、その後も言ってないだろうし、実際問題、彼らの関係を考えれば言えないだろう。また、彼がそのおにぎりをパントリーの生ゴミ用のゴミ箱に全部捨てたということもポッターは知っていたと思う。

でも、ポッターはそのことについても竜兵には報告していないと思う。
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