外食産業の年収、外食産業の人間関係、外食産業の出世や異動、外食産業の不正、外食産業の衛生管理、外食産業の恋愛や結婚を赤裸々に暴露



新店で働いていたことのことを少し話そうと思う。

私はディナーから早朝まで働いていて、新店の社員一番格の人が朝からディナーまでという感じだった。


24時間営業で2交代制みたいな感じになっていた。

間のディナー帯で二人で働くので2交代になってないけど。。。


それでいつものように一番格の社員の人(ちなみに店長ではない。その次の人である。)が早朝にやってきた。

来るやいなや挨拶もそこそこに前日からの客数やらいろんな数値をチェックしまくり、客室のトイレとかもチェックしまくり、着替えて、キッチン中の食材の消費期限をチェックしまくって、清掃状況を無茶苦茶念入りにチェックする。

とにかく、チェックしまくる。

11時頃に店長がくるまで完璧にしないといけない。

もし、たとえば、日付シールみたいなのが時間が間違って貼ってたり、昨日の客数を聞かれて答えられなかったら長時間のお説教が始まる。

だから彼は必死なのだ。

彼は本来のんびりとした性格なのに、この店に来てから人が変わったようになった。
もう、顔つきがいつも切迫している。


可哀想である。

しかも、前いた店のの店長にキッチンの調理ばかりさせていたのでマネージメントの知識がほとんどない。

トイレットペーパーの発注の仕方すら知らなかったし、レジ締めの仕方もわからない。

粗利の意味もわからない。


「いつも大変っすね。」と私が言うと、顔の表情を少し緩めて、「本当にこれからもお願いします。○○さん(私)の助けなしにあの店長とはこの先やっていけません。
だから、もう少し居てください。」と言うのであった。

そして、「だいぶ痩せましたね。お互いに」と言うと、彼はズボンのウエスト部分に両手を入れてブカブカであることをアピールして、
「買っ、一ヶ月くらいなのに。。。」と言うのであった。


ほとんどがロードサイドの店舗で勤務し、頻繁にヘルプに行ったりするので車は必須である。

内定の時も車を用意するように言われたものである。



免許も車もなければ、何キロも離れた店舗から借り物もままならないのである。


車には車検がある。

でも、車は必要だし手続きに行ってる暇さえもない。

残念ながらそういう酷い労務状況の場合も多々ある。


結果的に実家が1時間半くらいだったので、父にお願いして車検に出してもってきて、その間は実家の車を拝借することなった。


父が私が休みの日にわざわざ私のアパートに実家の車で来てくれた。

その時、「そんなに時間がないのか?」と私に言った数分後に店から電話がかかってきて、”夕方からくる高校生が風邪で休むので、出勤しろ”と連絡がきた。
本当に漫画みたいなタイミングだった。


父は「大変な商売だな。」とだけ言い、僕の車に乗って帰っていった。





私は入社前、入社したファミレスでバイト経験もなく、一度も食事をしたこともなく、ろくにメニューさえ知らずに入社した。

当然、入ってから苦労した。

いきなりアルバイトの中に放り込まれてとにかく、アルバイトやパートのおばちゃんに教えてもらいながらいろんなことを覚えていった。

当然、そういう立場だからアルバイトやパートのおばちゃんたちに意見できるはずも無く、社員だけど社員としてはなかなか扱われなかった。


入社から数ヶ月経ったある日の早朝、私はフロアーで、キッチンのボスのおばちゃんがキッチンに一人いるだけで店内の従業員は私とおばちゃんだけであった。


通常、メニューは早朝のある時刻をさかいにモーニングメニューに変わるのだが、テーブルにボール紙で作られた立体的な小さいメニューが24時間置かれていた。
そこに書かれているサイドメニューだけ24時間対応可能であった。

しかし、ほとんどの人がモーニング時はモーニングメニューを頼み、それらのサイドメニューを注文することはなかった。

が、その日はなぜだか、あるサイドメニューをお客が注文したので、私はその注文を受けてキッチンに流した。


するとキッチンからベルがなり、パントリーへ行くと、ボスのおばちゃんが、私の名前を大声で叫んで、怒鳴り出した。

「モーニングなのになんでこんなメニューいれるの?もうレギュラーメニューは終わってるのよ。どうなってるの!」


尋常じゃないくらい怒鳴られた。

私は「サイドメニューなので注文をとったんですが。。。」と小さな声で言うと、さっきより2倍増しの迫力で、「こんなの準備してないんだから作れるわけないでしょう!新入社員だからって社員なんだから状況を考えなさい!」

そして、客席にも聞こえる声でずっとわめく散らされたので、埒があかず、「じゃあ、自分で作りますから。」と言い、私はキッチンに入り、少し手間取りながらも横で怒鳴るおばちゃんを完全に無視し、注文されたサイドメニューを作り、自分で客席に運んだ。


お客さんは「なんか悪いね」と私に言ったが、私は「いえ、ちょっと手違いがあっただけでお騒がせして申し訳ございません。」と謝罪した。


その日、おばちゃんは完全に私のことを無視し続けた。

そして、私がいない間に店長に詰め寄り、自分の正当性をまくし立て、私から謝罪するように店長に言ったのであった。


店長は私に「とにかく、ここは謝れば俺がなんとかするからとにかく謝ってくれ。」と言ってきた。

ここで私がごねたら店長が可哀想と思い、店長に付き添われて私はボスのおばちゃんに謝罪した。


おばちゃんは怒りが収まらないのかその場でさらに私を罵倒し続けて、控え室を出たあとも、自分の子分やほかのパートさんに私のことを悪く言い続けた。


私は歯を食いしばりその日を乗り切った。

とにかくなんにも考えないで自分はロボットで退勤時間まではあらかじめインプットされた労働用の機械なんだと自分で言い聞かせて、頭を空っぽにした。


仕事を終え、駐車場の車に乗りドアを閉めた瞬間、涙が溢れてきた。

自宅のアパートにつき、ベッドに倒れ込み、また、涙が込み上げてきて声をあげた。


しばらくおばちゃんは私にことあるごとに絡んできたがターゲットがほかのパートさんに代わり、私への絡みはいつのまにかなくなったのだった。


近くの大学生がアルバイトとして入ってきた。

出身は大阪で関西弁で会話していた。


私の大学時代、同級生に関西の人間が何人もいた。
彼らが私と話をするときは彼らは標準語で話すが、関西出身者同士だと関西弁で会話していた。

ふとそんなことを思い出したが、入ってきた大学生は一貫して関西弁で通していた。



店ではうどんのメニューもある。
正直、麺はレンジでチンして、スープは湯煎で温めて入れるだけである。


まぁ、別にたいした味ではないが無難なメニューである。

それはここで働いているみんながわかっていることである。


ある日、彼が社食でそれを注文して控え室で食べていた。

すると少しそれをすすると、そのうどんの悪口を言い始めた。


「これはないわぁ。うん、こんなんボッタクリやん。」

「これだけの値段やったら大阪やったら商売にならへんで。」

「ほんま、よぉこんなメニュー出すわ。味もへったくれもないやん。」

とひたすら文句を言って完食した。

そこには私の他に20代前半の社会人女子アルバイトがいたが、とくに我々は何も言わなかった。

ただ、彼が一人で文句を言っていただけだったが。。。


20代前半の社会人女子がそれを皆に言ったらしく、たちまち、店中の人がその出来事を知るようになった。


土日の昼の3時頃だったと思う。

ランチのキッチンのボスのおばちゃんが仕事を終えて、控え室に入ってきた。


そこには関西出身の大学生がいた。


おばちゃんは「お疲れ様」と私にだけ言い、大学性の方を睨みつけ、
「あんた、うちらが作ってるメニューにケチつけったって本当なの?」と凄んだ。


関西出身の大学生は、焦った様子で、「え?え?なんですか?」と言った。



「うちのうどんに散々、文句言ったんだって?キッチンで一生懸命作った料理にケチつけたんだって?」と物凄い圧力で迫る。

関西大学生はやばいといった表情をしていた。


「あんた。もう、料理頼んでも誰も作らないから。皆に言っておくから。いいわよね?○○君(私)?」

おばちゃんは少し笑みを浮かべながらも厳しい表情で私に同意を求めた。


私はとりあえず、曖昧な会釈をしてごまかした。

関西出身の大学生はしゅんとしていた。



そして、その後、長々とおばちゃんにお説教をされた挙句に促されて、パントリーまで行って、キッチンに向かって、「キッチンの皆様、スミマセンデシタ。一生懸命作ってくれた料理に僕は文句を言ってしまいました。申し訳ございませんでした。発言は取り消します。」と言わされたのであった。


おばちゃんは最後にキッチンの子分たちに向かって「謝ってるから許してやってね。」と言うのであった。




控え室で食事をとってるとアルバイトのK君がキッチンからあがってきた。
左手にはパントリーに置いてあるワークスケジュールを持っていた。

「お疲れさま」と私が言うと、彼も「お疲れっす」と言ったが少しイライラした様子だった。


キッチンには店長がいたので何かあったのだろう。
原因はいつも店長である。

K君は怒った感じで「超勤イイっすか?」と私に言う。

私は店長がいるんだから店長に頼んだほうがいいんじゃないか?と、とりあえず提案してみる。


彼はさらに怒った様子で「店長、、、店長に超勤付けてもらったら、いつも時間ごまかすし、作業スピードが遅いから超勤になるんだとか言ったり、、、、」

少し言葉に詰まりながら彼は続けた。

「え、、、言ったり。。。ラッシュ前に準備が出来てないから超勤になるんだとか言ったり。。。
えっとえーーーっと。。とにかく、嫌味言われるし、自分の方が使えないのに。。。俺のせいにばっ

かりにして、それでそれで、、、上がり作業とか30分くらい普通にかかるようなこと言うし。。。」



私は黙って聞いていたが彼を落ち着かせるように普段よりソフトな口調で言った。

「うん。うん。わかった。わかってる。」

そして、彼からワークスケジュールをとり、一分単位で今の時刻で超勤にした。


K君は20代前半だが涙を流していた。

きっといつもの悔しい気持ちが込あがてきたんだろう。


ヘルプ先の若手店長のところで働いていた。

食材の配送が来て、それを入って数ヶ月のバイトの子にやらせていた。

彼が始めると同時に店長は私に「今から何分かかるか確認していてもらっていい?今、6時20分だから。終わったら言うようにあいつに言っといて」


それから40分くらいして配送を終えてバイトの子が私に、終わりました。と伝えに来た。


彼はキッチンに戻ってきて洗い場とかサラダとかデザートをやって、一時間くらいしてからあがっていった。


ディナーのラッシュが終わり、店長が帰宅する時間になり、パントリーから私に言った。

「実は○○ソースを2袋、抜いといたんだけど、あいつ、何も言ってこなかったでしょう?」


私はちょっと困惑した顔で、「えっ?」と言った。


店長は「たまにやってるんだよ。こうやって抜いておいたら、バイトがちゃんとチェックして欠品がない仕事をきちんとやってるかわかるから。
こういうので信用できる奴かどうかって見極めるためにね。」と満足気な顔で言ったのだった。


「真面目そうな顔してるけど、あいついいかげんだからあんま信用できねえな。」と言い残し、「お先♪」と言い、店長は帰っていったのであった。


ある時、エリアマネージャーが言ったことがある。

”あれがああじゃないからできないとか、うちはこうだからダメだとか言ってもきりがない。”

”与えられた条件でそれぞれやるしかないんだ。やれって言ってもできないことがあるだろうけど、やらなきゃダメなんだ。無理なもんは無理なんだから。でも、やれなきゃダメなん

だよ。”


それに対して私が思ったのはそういう部分もあると思うということだ。


結果論として本当に実力がある店長の上位数パーセントに関してはたとえどんな店だろうと、結果を出すもんである。

それと店長の能力っていうのは単に店のマネージメントだけじゃなく、例えば上司のエリアマネージャーにヘルプを出してもらえるような折衝能力も必要だろうと思う。

上記のエリアマネージャーがある店の若手店長が苦戦してるのを知ってたけど、我々にこう言ったことがある。

”○○店の店長はもうボロボロなのに何も言ってこない。助けを求めれば最初は一喝するけど、本当に助けて欲しいならヘルプも出してやるけど、何も言ってこないから今は様子をみている。”と

結果的にその若手店長はいなくなってしまいました。