外食産業の年収、外食産業の人間関係、外食産業の出世や異動、外食産業の不正、外食産業の衛生管理、外食産業の恋愛や結婚を赤裸々に暴露


新入社員として店で働いた初日のことだ。


仕事を終え、車に乗り込むと私はぐったりしていた。

学生生活でなまりきった身体は汗と油で覆われていた。


家に帰り、風呂に入る気力もなかったが、入らないわけにはいかないくらいベトベトの身体になっていた。
その日は風呂で念入りに身体を洗ったことを覚えている。
頭も三回くらい洗った。


こんなことを書くと批判がきそうだが、その時の正直な私の心情を書きたい。


”せっかく大学を出たのにこれでは大学を行った意味なんてないんじゃないか。スーツにネクタイをして出勤してはいるけど、実態は肉体労働となんら変わらないんじゃないか。バイトとまったく同じ仕事内容じゃないか。何百万と金を出して大学を卒業させてくれた親が仕事内容を知ったらガッカリするだろう。。。”


これがその時の私の心情だ。


たしかに、ウォール街で金融ディーラーが何十億という金を動かすのも、難解な外科手術を神がかった手技でこなすのも仕事である一方、高校生のバイトと並んでごみ交換するのも仕事である。


ただ、多くの仕事はキャリアを積んでいくと、それ相応の仕事内容へとキャリアアップしていき、それを目指して皆、努力し切磋琢磨するものだ。


外食の現場では会社の平均年齢を大きく上回る年齢の店長が、高校生のバイトが風邪で何時間だか休んだだけで、この世の終わりのような顔をして、必死になってスケジュールを穴埋めするために店のバイトやパートさんに米つきバッタのように頭を下げる場面をみることもできる。


果たして、希望に夢膨らませて将来の自分の目標となるはずの上司の毎日の状況をみていて、モチベーションを切らさずに続けることが出来るだろうか?


その辺に離職率の多さを感じずにはいられない。