外食産業の年収、外食産業の人間関係、外食産業の出世や異動、外食産業の不正、外食産業の衛生管理、外食産業の恋愛や結婚を赤裸々に暴露

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フロアーのパート主婦で30代半ばの女性がいた。

いつも、身奇麗にしていて、あまり生活感がなく、独身といってもいけそうな感じであった。

ただ、プライドが高く、口も悪く、自己評価の高い性格で自分のことや自分の子供のことを「ちゃんづけ」で呼んだり、飼い犬の写真を勝手に控え室に貼ったりと、今まで甘やかされて育ってきたんだろうなぁと感じるところが多々あった。

旦那さんも高収入らしく、高級マンションに住み、排気量の大きい外車に乗り、どうしてファミレスでパートしてるんだろう?と不思議であった。


一方で同じくらいの年齢で旦那は自営業の完全なブルーワーカーで、生活感丸出しで化粧気も全く無く、男っぽい感じのサバサバしたパートの主婦が同じ店にいた。他の店ともかけもちをしていて、まさに家計を助ける為という感じで働いていた。


当初は気付かなかったが、この2人は非常に仲が悪く、控え室にいても目も合わさなかった。



ある時、店に20代前半のフリーターがバイトとして入ってきた。

何ヶ月かしたら、彼は男っぽい方のパート主婦と仲が良くなり、よく、仕事中もしゃべるようになった。

いつからか、どちらかが仕事が終わっても、毎回、片方が仕事を終えるまで控え室に残っていて、ずっと談笑をしたりするようにもなった。

それがエスカレートしてきて、店の外でもいっしょにいるところを目撃されるようにもなった。

店内で”2人が怪しい”という噂話を耳にすることも多くなった。



時は流れ、店長と金持ち主婦の仲が悪くなりだし、金持ち主婦が突然辞めることになった。

どういう理由で仲が悪くなったのかは私は知らないが、とにかく、「辞める」と言ってすぐに辞めた。


それから何週間かしたら、男っぽい主婦がかけもちしている店に「若い男と怪しい」という電話がかかってきたり、家のほうにも同様の電話がかかってくるようになった。


ある日、控え室でフリーターが、「絶対、あいつがやってるに違いないですよ!警察に連れてって、ゲロさせればいいんですよ!」と男主婦に興奮気味に言っていた。

他に私と20代前半のバイトの女の子がいて、「それはでも、まだ、わからないから。。。」となだめたが、彼は「そんなことないです。絶対、あいつです。あいつの嫉妬に間違いないです。あいつに決まってます!」と興奮して私たちに言った。


それから1週間くらいが経っただろうか。。。
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客数の多い夏の週末はトラブルが発生しやすい。

ひまわりが元気に咲いている真夏の昼 1時半過ぎだったと思う。


まだ、ランチ客も多く、店内は賑やかだった。

そこに60代前後の7人組のご婦人方のグループが来店した。


飴色をしたフチのメガネをかけた長身のおばちゃんが言った。

飴色メガネ「禁煙ね。7人。タバコ吸わないから!」


私「今、禁煙席で7名様でごいっしょにお座りになれるお席がございませんので、しばらくお待ちいただくか、喫煙席ならお席をご用意できますが。。。」と提案している最中に集団の中の白髪で小柄なおばちゃんが吼えた。

白髪おばちゃん「タバコすわないから、禁煙じゃなきゃダメ!」

白髪のおばちゃんは喫煙席を覗き込み、さらに続けた。

白髪のおばちゃん「どのくらい待てばいいの?」


私「早ければ、5~10分くらいで、もしかしたら30分以上になることも。。。」

憮然とした表情で、少し恩着せがましく白髪のおばちゃんは言った。

白髪のおばちゃん「わかった。待てばいいんでしょう!」


私「では、こちら(ウェイティングシート)にお名前を・・・」と言ってる途中に、また白髪のおばちゃんが吼えた。

白髪「待ってる人が他にいないんだから、書く必要ないじゃない!頭をつかわなきゃダメ!~、今の時代、頭を使わなきゃダメ!」



それから10分くらいが経過した。

目的の席は空かなかった。

この店で禁煙席で7人がいっしょに座れる席は1卓しかなく、他の4人まで座れる席はいくつか空き始めた。

そこで私は再び、入り口のソファで待っているおばちゃんたちに提案した。



私「7名様がごいっしょにお座りにはなれませんが、前後の4名様用のお席が2卓空きましたので、そちらではいかがでしょうか?」



おばちゃんたちは漫画のように耳打ちをしだした。

そして、今度はチリチリパーマのおばちゃんが言った。

チリチリ「いっしょに座れなきゃダメ!意味ないから。もうちょっとまつわよ!」
私の提案は却下され、他のおばちゃんたちも頷いていた。




さらに数分が経過した。


子供連れの若い奥様の2組が入店して、ウェイティングシートに名前を書いた。


確認すると喫煙席を希望だったので、さきほどおばちゃんたちが却下した席の一つにご案内した。



今、思うと私も少し意固地になっていたのかもしれない。

通常なら、おばちゃんたちに通してもいいかどうかのお伺いをたてるのだが、
つい数分前に却下したのだから、別にいいだろうと思い普通にご案内してしまった。



案の定、おばちゃんたちが案内している私を見ながら、ヒソヒソ話を始めた。

私は少し覚悟した。
おばちゃんたちに手招きされて呼ばれた。

もう、どのおばちゃんに言われたかわからないが、要約すると「待たされている間にランチの時間が終わったんだから、ランチを注文させろ」ということだった。


とりあえず、キッチンにランチがどのくらい残っているかどうかを確かめに行った。

(ハンディキー”注文されたメニューを打つワイヤレスの機械”で確認できるランチの残数だけでは、調理ミスなどでマイナスになる場合もあるので、直接、キッチンに確認する方が間違いないので。。。)

確かめたら、2つくらいしか残っていなかった。

おばちゃんたちにそれを伝えると、「他の店では他のもので代用してランチを出してくれた。」と言ってきた。

仕方が無いので再び、キッチンに代わりになるものを確認してから、おばちゃんたちの元へと再び、向かった。

(ちなみに新入社員とか、店長と仲が悪い社員がこういうことをやると、後で発覚した時に、「どうしてそんな勝手なことをやったんだ!棚卸の時に数がブレるだろうが!」と詰め寄られて説教をされることもあるので注意が必要である。)


結局、以前のランチ用の揚げ物の残りとかで適当に人数分が足りそうなのを2つくらい提案して納得させた。

TVとかで”日本人は限定に弱い”とかに言ってたので、なんかしらないけど、この時、「お客様たちだけの特別ですよ」とか安っぽいフレーズを言ったら、意外と喜んでいた記憶がある。

なんで、こんな言わなくてもいいことを言ったんだろうと思う。。。


話はまだ、続く。


さらに一人のおばちゃんが料理を7人分同時に持って来い言ってきた。

なにやら、他のファミレスで何人か分だけ先に持ってこられて一緒に食べられなかったエピソードを聞かされた。

私が「はい。かしこまりました。」と言ったのに白髪のおばちゃんが「2人(私を含めたフロアー担当者)もいるんだから、それくらいできるでしょう!頭をつかわなきゃ!」と念を押してきた。


とはいっても、新規のオーダーはほとんどない時間だったが、料理提供や会計、片付け、補充とか色々とやることがあったので正直、うざいと思った。
若手社員向けの講習会でエリアマネージャーが言った。

エリアマネージャー「店長になったら休みの日は4時間ごとに店に電話を入れろ! 店に2時間以内に行けないような場所に行くなら近隣の店長に何かあったときの為にお願いしてから行け! それが出来なきゃ、店長なんてなれねえぞ! 自分の金で店をやってると思ったら、それくらい当たり前だからな!」



今日、ランチには少し遅い昼の2時ごろに某駅前で私は某カレーチェーンに入った。 

客は私が入ったときは2人くらいだったように思う。

カウンター席に通されたので、「こんなにガラガラなのにソファーがあるボックス席もあるんだから、客に選択させてもいいだろう。。。」と心の中で思ったが、小心者の私は心の中でつぶやくのが精一杯だった。


私はすぐにカツカレーを注文し、携帯電話をいじり始めた。

カウンター席の前がオープンキッチンになっていた。
店員はパートのおばちゃんが2人で、調理しながら次のシフトのこととか休みの交代の話とか、別に客が知らなくても良い情報がどんどん伝わってきた。

心の中で私は「だから、オープンキッチンのカウンターに座るのが嫌なんだよなぁ。。。」と思うのであった。



そうこうしていると、「ピンポーン!」という呼び鈴の音が店内に響いた。

私の後には客は入っていないので、「元からいた客による追加かなぁ?」と思った。

雑談をしていたメガネをかけたパートのおばちゃんが「はい、ただいま」と元気の無い声でボックス席の方に向かった。

お冷が入ったグラスをテーブルに叩きつける音と、「ふざけるな」と甲高い男の声が店内に響いた。

おばちゃんは少しムッとした表情でまた、カウンターに戻ってきて調理を再開した。



声のほうを確認したがガラスのしきりがあり、男の容姿は確認できない。

私は携帯で天気情報を確認しながら、あらかじめ確認しておいたいくつかのバス停の時刻のどれに、カレーを食べた後でも間に合うかを少し考えていた。

漏れてきた会話からの情報によると、甲高い客の言い分では、「ライスがベチャベチャだし、メニューの盛り付けと全然違う。また、カレーのルーもさらさら過ぎて水っぽかったらしい。そのことをメガネのパートのおばちゃんに伝えたが、季節によって水分量とか盛り付けが違うと説明を受けたが、納得ができない。それは単なる言い訳だ。」ということらしい。


なおも甲高い客は声を荒げた。

甲高い客「おかしいだろう?ちがうか?~、夏と冬ほど違うだろう?それともなにか、これは全店で統一されて決まってることなのか?そうなのか?絶対そうなんだな?」


人は興奮すると似たようなフレーズを繰り返すことがあるが、今回の場合は「夏と冬ほど違う」だった。


メガネ社員「いえ、そのようなことは。。。はい、はい。もし、よろしければ、作り直させていただけませんでしょうか?」


甲高い客「どれだけ、待たせてると思ってんだよ! それに同じ釜だったらいっしょだろうが!」

メガネ社員「いえ、他のお釜のライスもございますので。。。」

甲高い客「じゃあ、待つ」

メガネ社員「ありがとうございます」


メガネ社員がテーブルから離れようとした瞬間だった。

甲高い客「どういうことだよ。これ!」

メガネ社員「あの伝票を訂正させていただきました」

甲高い客「訂正じゃねえだろう!お前らがおかしなもん出したから謝罪だろうが!冬と夏ほど違うだろうが!金、叩きつけて帰ろうと思ったんだからな!」

なぜだが、夏と冬が逆になっていた。。。

メガネ社員「はい。謝罪でございます」

甲高い客「当然だろうが!」
客数の多い夏の週末はトラブルが発生しやすい。

人は腹が減っているとイライラするものだし、その上、待たされるから尚、イライラする。


家族や友達、恋人同士で来ていると些細なことでもひっこみがつかなくなることも多い。



蒸し暑い週末の夜の8時頃だったと思う。

私はレジに立ち、高校生くらいの4人組の個別会計をやっていた。

個別会計というのはなかなかの曲者(クセモノ)で、自分が注文したものなのに、それぞれ、どのメニューを注文したかがすぐには出てこないことも多く、「え~と、あと、なんだっけ、なにが残ってます?」とか私に聞いてきたり、「ちげーよ、それ、おまえんじゃねえよ。おまえが注文したのはそれじゃねえよ。」とか。。。という具合に普通のレジの何倍も時間がかかることが多い。


マニュアルでは一応、「個別会計は快く引き受ける」みたいなこともかいてあるが、実際はケース・バイ・ケースのことも多い。


パートのおばちゃんなんかは客にタメ口で「混んでる時はうちは断ってのよぉ。ごめんねぇ。」などと言って断ることも多い。


そんな時間のかかる個別会計をしていると、後ろにどんどん会計待ちの列ができてしまった。

この個別会計グループの会計がちょうど終わったと同時くらいに、次の4人家族できていた40代半ばくらいの赤ら顔の完全に出来上がっているお父さんが口を開いた。

お父さん、「おい! なんでこんなに待たせて個別なんてやってんだよ!ちょっと考えろよ。ボケ!」

この個別会計のグループに対して言っているのか、私に対して言っているかはわからなかったが、個別会計のグループはお父さんの顔をちらりとみて、さっと帰って行ってしまった。

伝票を右手に握り締めながら、お父さんは尚も私にどなり続けた。

私は、「大変、お待たせして、申し訳ございません。」と、平謝りしたが、お父さんは文句を言い続けた。


なかなか、握り締めた伝票を渡して会計をしようとしない。

お父さんが私に絡んできている間も、後ろで客は会計を待っている。

待たされて怒っているお父さんが後ろの人たちを待たせているのだから、人間なんて身勝手なものである。


さらに、お父さんを援護するようにちょっと面長の質素な顔をしたお母さんまで参戦し始めた。

お母さん、「入るのに待たされて、注文するのにも待たされて、料理がくるまで待たされて、会計するのも待たされて、それにそんなに安くもないしおいしくもないし。。。」みたいな感じで文句を言い始めた。

私は再び、「大変、申し訳ございません。」と頭を下げた。


そんな感じのやり取りをしていると後ろで並んでいたカップルの20代後半くらいの男性が言った。

20代後半男性、「そんなこといいからさぁ、さっさと金払えよ! 文句があんならよぉ、後にしろよなぁ。馬鹿じゃねえのか?」

お父さんはそれにすぐに反応して、20代後半の男性の額につくかというくらいの至近距離に顔を寄せて、「あぁ~?」と凄んだが、身長差だけで20センチくらいはあり、どうみても20代後半の男性の方が体格的にみて強そうだった。

20代後半男性はお父さんの挑発にのるような感じでもなく、余裕の構えで悠然とお父さんを睨んだ。

お父さんの無謀な挑戦であった。
「うちの若旦那の後だと、ホントにきれいで後が楽だよなぁ」
とニコニコしながら控え室でフロアーのメンバーに竜兵が語っていた。


うちの若旦那とは竜兵の一番手の腹心である。

この一番手の腹心である若旦那は30代中盤の小柄な男性で、この店で竜兵やポッターと同様にフリーターとし働いていて、かつても、この店でフリーターとして働いていたことがある。一度辞めて、飛び込み営業などの仕事をしていたが、高すぎるプライドと気象の激しさから、自分で辞めたかクビになったかして、職を失った時に竜兵に相談して、竜兵に口を利いてもらい、また、この店にフリーターとして戻っていた。


もっとも、人手不足の店なので、別に竜兵を通さなくても戻れたかもしれないが、前述のとおり、気性が激しくプライドも高いために、当時の店長があまり戻すことに気乗りしなかったそうだ。

しかし、竜兵が俺が面倒をみるみたいなことを言い、再び店に戻ってきたという経緯があった。


しかも、フルタイムで働くのと同じくらいの労働時間を竜兵が間に入って確保したらしい。


このように間に入り、中間業者のようなことをやり、他人に恩を売り、人間関係を有利に確保するのが竜兵の常套手段であった。

しかしながら、若旦那は実際問題、竜兵に大変な恩義を感じているらしく、店で竜兵のことをよく褒めたり、竜兵の為になにかをやることを誇らしく思っているようでもあった。

私が若旦那にはじめて出会った頃に若旦那にこう言われた。

「あの人(竜兵)のいうことをきいてれば、絶対、将来のプラスになるから。。。」

なんの疑いも無い純真無垢の表情で言われたので私はあまりかかわってはいけないなぁという気持ちを強く抱いたのを覚えている。

竜兵という病魔に彼は完全に冒されているようだった。



竜兵はポッターや他のバイトに対しては呼び捨てにしたり、横柄な態度をとっていたが、若旦那に対しては、呼び捨てにすることもなく、「若旦那あるいは先生」などと呼び、決して横柄な命令口調で接することもなかった。

「北風と太陽」のように竜兵は若旦那の扱い方を完全に熟知しているようだった。

若旦那もおそらくポッターや他のバイトのように竜兵が接していたら、きっと反発していただろう。

引くことにより、若旦那を自発的に自分の思いのままに操っていたのだから竜兵という人物の狡猾さと若旦那の単純さに当時は驚いたものだ。

実際、若旦那は竜兵が望むようなことを次々と自主的に喜んでやっていた。
「どこまでおわってんだよ!」

嫌味ったらしく上から目線で竜兵が20代のフリーターに対して言っていた。

竜兵は夜9~10時の休憩を終えて夜10時にあがるフリーターと引継ぎをしているという場面であった。


フリーター、「あのぅ。。。からあげの仕込があとちょっとしかありません。。。」

竜兵、「あぁ?からあげが無くなったら、俺がつぶれるっていことかよ?」

竜兵は少し怒ったような顔でフリーターを少し睨んだ。


竜兵との引継ぎはいつもこんな具合で、これから仕事を終える人間にたいする労いの言葉はほとんどなく、引継ぎをする人間にとっては不愉快このうえなかった。


だいたい、まともな人間なら、余計な人間関係の摩擦を避けるためにまずは「おつかれさま」というだろうし、「あとは自分がやるからあがってよ」程度のことをいうものである。


この店での自分の地位を優位にするために竜兵が意識的、あるいは無意識的にこのような横柄な態度をとっていたかどうかは定かではないが、基本的には自分より後から入った人間や年下の人間と引継ぎをする時は、いつも、こんな感じであった。


この数ヶ月前のことである。

そのフリーターがディナーの大学生と引き継いでキッチンで一人営業をしていた。

からあげを使うオーダーが続いて、仕込みのからあげが足りなくなってしまった。

フリーターは少し慌てふためきながらオーダーをこなしながら同時進行でからあげの仕込みをやりつつ料理提供をなんとかした。


しばらくして、その時のことを竜兵に言った。

フリーター、「からあげがちょっとしかないならないって、あいつ全然、言わないんっすよ。あいつ(ディナーの大学生)と引き継ぐとしょっちゅうこういうことあるんっすよ。」

竜兵は涼しげな顔をしながらちょっと得意気に、そして見下したように言った。

竜兵、「からあげなんて、3分もあればできんだろう?別にたいしたことねえだろう?」

フリーターのほうは少し釈然としないような顔をしつつ、黙って聞いていた。


それから、また、しばらくして、例の大学生が今度は竜兵と引き継いで帰っていった。

そして、竜兵が一人営業になった。

からあげを使うオーダーが立て続けに入り、からあげが足りなくなってしまった。

竜兵は大慌てになり、フロアー担当者を呼び、興奮しながら言った。


竜兵、「前のやつが仕込みしねぇから、からあげ、たんねえんだよ!客に断ってくれ。」

竜兵、「おれがわりぃわけじゃねぇからな!」

竜兵、「あいつがわりぃんだからよぉ!」
高校生の頃、私はあるファミリーレストランでアルバイトをしていた。

当時は低価格帯のファミレスも既にあったが、客単価がある程度高いファミレスもまだまだ多かった。

私がバイトしていたファミレスも店長を入れて社員が3人いるファミレスであった。そこで私は下っ端のキッチンバイトで働いていた。

私の仕事のメインは皿洗いや掃除、仕込がほとんどで、調理は本当に暇な時に社員の人が教えてくれるという感じであった。


店長はキッチンでは作業をせずに、ほとんど、フロアーと事務作業ばかりをしていて、ほとんど話をする機会もなかった。

いつも、ふたりの20代前半の社員たちから、主に指示を受けて作業をしていた。

営業時間も10時くらいから深夜の2時くらいまでだったように思う。
土日や祝日に働くとその分、時給が割り増しになり、制服などもクリーニングしてくれていた。


まだ、そういう商売が普通に成り立っていた時代なのかもしれない。


店長を含めて社員のふたりも大体、夜の9時とか10時頃には帰っていた。
その後の時間帯はフリーターやら大学生が閉店まで店を任されていた。

私は当時、高校生だったので、夜の9時か10時にはあがっていたが、店の大学生やフリーターの人たちと話をするのが楽しくて、よくあがった後も控え室で少し残っていることも多かった。


社員や店長が帰った後の彼らの豹変振りは凄かった。

大学生やフリーターの間でも力関係があるらしく、たいてい、弱い立場の人間を持ち場に残して、あとの人間は控え室にジュースやらコーヒー、はたまた勝手に作った料理とかケーキをを持って集合していた。

そこで雑談をしたり、トランプをしたり、新聞を読んだりしていた。

当時は、凄い豹変振りだなぁと思ったものだが、今になってみれば、帰ってから自由行動をするだけマシだなぁと思った。

でも、なんとなく、そういうことが行われているのは清掃状態とか食材の減り具合とかで社員や店長も気付いていたように思った。


私がそこでバイトをして1年くらい経った時にそのファミレスが同じ会社が運営している低価格帯のファミレスに業態を変えるということになった。

しばらくして、フリーターの20歳くらいの女性に、「~さんと~さんは辞めてもらうみたい。」ということをきいた。

私が「どうしてですか?」と聞くと、「うーん。やっぱり、使いづらいみたいだし、この際、膿を出しちゃうってことじゃない?」と言った。


結局、アルバイトの半分くらいが自主的、あるいは強制的に辞めることとなった。
夕方の5時過ぎ、客席は2組くらいしかいなくて穏やかだった。

禁煙席は空席で誰もいなかった。

20代前半くらいの感じのよさそうなカップルが来店した。
禁煙席を希望したので窓側のソファーの席に案内した。

静かな時間が流れていた。



それから10分程度して、中学生くらいの5人組みが来店した。

フロアーのパートのおばちゃんが禁煙席に案内した。


すると次々と中学生のグループが入ってきて、30分もしないうちに満席で30人程度座れる禁煙席が中学生で溢れかえってしまった。


おばちゃんが言うには体育祭があり、その打ち上げできたということだ。

キッチンには一人しかいなかったので、キッチンに入り、中学生たちがオーダーする単価の低い料理をキッチンのアルバイトといっしょに作った。

落ち着いたら、今度はフロアーに戻った。


おばちゃんが中学生のグループに「あんたたち、ここは食事をするところだから、騒いだら帰って貰うから」と言っていた。

すると頭のよさそうな学級委員みたいな感じの男の子が、皆に静かにするように言ったが、あまり静かにならなかった。

最初に案内したカップルも明らかに迷惑そうだったので、カップルのところに行き、「申し訳ございません。よろしければ、喫煙席しかないんですが、お席の移動を。。。」と途中まで言ったところで、女性の方が苦笑いしながら「お願いします」と言ったので、席移動してもらい、禁煙席から一番遠い窓際のソファーの席に案内した。


カップルの席を片付けてしばらく、経ったら、中学生たちの何人かが勝手にその席に移動していた。


そうこうしている内に、他の中学生たちのグループも入ってきて、喫煙席の方も半分以上中学生だらけになってしまった。

おばちゃんが同じように、「食事をするところだから、騒いだら帰ってもらう」ということと「個別会計はしない」ということをちょっと切れ気味に諭すように言っていた。
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